小松菜がどのような思いで作られ、みなさんの食卓に届くのか
〜種まきから収穫まで〜
私たち「西船橋葉物共販組合」は、1年中、小松菜を生産出荷しています。
小松菜の旬は冬ですが、ハウスや露地栽培、品種の使い分けなどで、安定的に出荷しています。
小松菜は、気温が適度に高く湿度もある5月〜7月ごろが一番早く育ちます。ハウス栽培ですと、タネまきから収穫までは約1ヵ月です。
反対に、冬はゆっくりと育ちます。ハウス栽培でも2ヵ月以上かかります。
露地栽培で冬と夏を比べてみると、冬は夏の約3倍の時間がかかります。
私たちはこうした季節の成育の早さなどを考えて、計画的に栽培しています。
@タネまき
手押しの“種まき機”でタネをまきます。タネをまいた線が曲がらないように気をつけながら作業します。タネとタネとの間かくは、夏は広く、冬は狭くしています。Aタネまきから1週間後―
芽が出て双葉ができ小松菜が2〜3cmほどになります。 害虫が増えてくるので対策をします。水もあげすぎたり、少なすぎたりしないように気をつけます。Bタネまきから2週間後―
小松菜は7〜10cmくらいになります。害虫対策をや土が乾きすぎにように水やりに気をつけます。ハウス栽培の場合は温度が上がり過ぎないようにします。Cタネまきから3週間後―
小松菜は約16〜18cmになります。となり同士の葉が重なるくらいに大きく育ってきます。害虫対策をしっかり行ない、その日の天気をみながら、水や温度の管理に注意します。Dタネまきから4週間後―収穫直前―
小松菜は約24〜27cmになります。収穫にちょうどよい大きさです。5月ごろは、半日で数センチも成長するので、大きくなり過ぎないように注意します。E収穫
わたしたちが市場へ出荷する"西船橋の小松菜"は長さ24〜27cm、1束の株数10本〜30本、重量350gと決められています。また、かならず根っこを付けたままで、紫色の決められたテープで結びます。